男性でもヘナがおすすめ

私は20代～30代にかけてヘアスタイルは清潔感を重視して坊主にしていました。髪の毛が伸びたら自分のバリカンでサクッと坊主に散髪。これぞ理想のスタイルと考えてました

30代の一時期は音楽の仕事から離れて飲食店で働いていましたから、お店に来るお客さんからは「海老蔵みたいだね～」って言われる日々。その時期はテレビを全く見なかったので海老蔵とは誰？という反応しか取れない自分、今考えるとこっけいです。

30代後半から自分でDJや音響の商売をするようになり、見た目の大切さを知ってからはスーツを着用、そんな自分の姿を鏡で見るとスーツ姿に坊主頭はどう考えても似合わない。

それからは髪の毛を伸ばすのですが、長い髪は手入れが面倒なのでいつも短髪が基本。要するにヘアスタイルに関しては清潔感があれば、あまり気にしていなかった。

そんな私が髪の毛を気にするようになったのは白髪があちこちに生え出した頃。これは誰もが抵抗できない淋しい経験ですが、白髪が増えることで自分の年齢に対しての現実が突きつけられる。鏡を見て今までになかった白髪とか顔のシワに驚き「お前も自然の法則に従って年齢を重ねているんだよ」と教えられるんです。

それを認めたくないために白髪を染めたり、一時的な安心に逃げるのですが、白髪は容赦なく次から次へと生え、しかも縄張りの範囲を広げていく。これはもう恐怖でしかありません。

今日はそんなことを話したいのではなく、長年にわたって美容室で白髪染めをしている私の頭皮が悲鳴を上げているということを書きます。

ちなみに美容師さんがヘアカラーをして手がメチャメチャ荒れているのを見たことはありますか？ずっと気にはなっていたんですが、あの化学物質を脳にほど近い「頭に生えている髪の毛」に塗る、それがヘアカラーです。

私は白髪が目立つ長さになる度に、あのヘアカラーを長年使っていました。毎回の施術では頭皮が死ぬほどヒリヒリし、何日もかゆくなったり痛くなることさえある。そして、あの美容師の荒れた手を思い出す。髪の毛から流れ出たヘアカラーの薬品が頭皮から体内へ吸収されていると・・・

でも放置していると容赦なく伸びる白髪。少年の心を持ったままの自分にとって、見た目がオッサン臭くなるのはつらい。そんな現実は受け止められないんです。

そこで、最近色々な人から教えてもらって見つけたのがヘナサロン。

本日は早速予約を入れてヘナで髪の毛を染めてもらいました。その店のヘアカラーは化学薬品を一切使わず100パーセント天然素材のヘナとハーブのみを使用。まず感じたのがお店の人の手がキレイな事。そして、ひっきりなしに来店するお客さんの髪の毛が黒々としていてハリがあること。これには驚きました！

ヘナカラーを受ける前にまずは説明を受けて、ヘナは化学薬品のように1回でキレイに染まるモノではないということ。それは他の人にも聞いていたので問題なし。何度か色を重ねていくことで自然な色に見えるということでした。

男性でも皮膚が弱い人は白髪染めに対して同じような悩みを持っていると思うのですが、なんせ店員を始めお客さんも皆さん女性なので抵抗を感じつつも、いざ出陣！

実際にやってもらうと、今までのヘアカラーとは違い頭皮に感じる痛さが全くない。私の場合は白髪が目立つ根本部分はインディゴという黒味が多い配合で、全体はヘナ100パーセントでお願いしました。

青海苔にも見えるどろどろとしたヘナを髪の毛の全て塗りたくって放置すること40分。超気持ちいいシャンプーを終え、ブローの前にオイルを付けてからヘアセット。そして仕上がりは想像を超えて素晴らしいではないか！

1回でもこんなにキレイに染まるものかと正直びっくり。ヘナは髪の毛にトリートメント効果があり良いのは分かってますが、頭皮を元気にする効果もあるとのこと。

これで料金は5000円ほど。次回は3週間後になりますが1カ月5000円くらいで見た目がオッサンから少年に変わるなら安いモノ。この見た目なら焼肉の食べ放題は小学生料金で通用するでしょう、多分・・・

今までのヘアカラーをヘナに変えることで、ここまで気分が良くなるとは。ヘアカラーの罪悪感からすっかり解放され、ヘナにはまりそうです。