DJ の悩み
先週末は80年代イベントのお仕事を2日間続けていただきました。ご依頼主は別々ですが、企画は似ているところがあり、私自身もエンジョイすることができました。
ただ自分の仕事はお越しいただいた方々に楽しんでもらうことなので、エンジョイばかりはしていられないのも現実。70年代や80年代のディスコと言っても幅が広いので、全員がハッピーになれる曲と言うのは意外と少ないものです。
どんなジャンルのパーティーでも、2時間位でしたら問題なく盛り上げられるのですが、年齢層が広いとその確率も読めなくなります。20代、30代、40代、50代が聞いて育った音楽環境は時代背景と強い関わりがあるので、遊び方も全然違うもの。私のいただくDJ の依頼には6時間や8時間ぶっ通しというのも珍しくないので、通常のクラブDJ では考えられないタフさも必要となります。
いつもは、こうしたGIGに入る前に家で仕込みをするのですが、その日にプレイするだろう曲の構想を頭の中でリスト化し、そうした音源の確認をします。3時間くらいのGIGでしたら30分~45分ごとにプレイをする音楽構成を既に頭の中で描いてありますから、あとはフロアの様子を見ながら少しずつアレンジを加えるのですが、その時に困るのがお客様から無数のリクエストをいただくこと。
一人ならまだ良いのですが、最近は平均すると一晩に20回以上に渡り自分の好きな曲をリクエストしにDJブースへ訪れます。もちろんその嗜好はバラバラで、アメリカ人のパーティーともなるとサルサやレゲエと広範囲のジャンルに及び更に収集がつかなくなります。なるべく皆さんのリクエストにはお答えできるように頑張るのですが、結構難しい壁を感じている今日この頃ですな。と言うのも、全てのリクエストに順番でお答えすると、例えばですがロック⇒レゲエ⇒マドンナ⇒オールドスクール・ラップのようにジュークボックス状態となり、全く正体不明なパーティーになってしまうからです。この問題は世界のモバイルDJ が抱える共通の悩み。私の仲間に限って言うとリクエストはきっぱり断る人間と、チップ箱を用意して答える人間がいますが、自分はもう少し前向きなやり方を考えようと思っています。
本日のワンショット
新横浜のラーメン博物館前にそびえ立つレストラン「ラ・メゾネ」にて今後は月1回ペースで80年ディスコ・パーティーを開催します。毎月最終金曜日確定となりそうです。お近くにお越しの際は是非!
↓こちらは1年ぶりに再会しました福生の主婦チームが主催するパーティーにて。場所は横田基地前の「ノースカフェ」。木材の温かみを感じるナチュラルな内装で将来はお店を持つなら、こんなお店を持ちたいです。
今回も楽しかった~。皆様ありがとうございました!
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