2020-03-20

DJはどこで音源を仕入れるか?

ひと昔前のDJはレコード会社からプロモーション用のレコード(Promo Onlyと記載されたヤツ)を預かり、一般のリスナーに最新の音楽を届ける役割を担っていた。そして時代は変わり、次第にCDになった。デジタル音源は悪質なコピーが広がり音楽業界では深刻な問題となった時期を経て、今はプロモーション音源はMP3のようなデータになった。レコードプールの登場である。

Record Poolの登場

レコードプールは2000年代初期にかけて音楽を売り出したいレコード会社と音楽を売り込む立場のプロフェッショナルDJ、音楽プロデューサーがプロモーションの手段としてアメリカを皮切りにスタートした仲介サービス。レコードプールとはレコード会社(レーベル)が新曲のプロモーション用にレコードプールへ曲を登録し、DJは登録された曲をラジオや人の集まる現場でプレイし、一般リスナーに最新の音楽を届ける仕組みである。レコードプールはレコード会社とDJをつなぐシステムとして仲介を担っているが、音楽業界のプロモーション手法自体は昔と変わらない。

レコードプールを利用できるのは現在音楽業界でビジネスをしているプロフェッショナルに限る。音源を仕入れて販売をするなど、利益を得る行為は一切禁止されている。レコードプールに登録できるのはプロのDJ、ラジオDJ、音楽業界のプロデューサー等音楽をプロモーションできる立場の人物に限る。

DJ Jobow推薦、主なレコードプールの紹介

1.Franchise Record Pool https://www.franchiserecordpool.com/
ニューヨークの大御所DJファンクマスターフレックスが。自分も10年愛用している。オールジャンル、様々なリミックス、古い曲も少しあるがビデオ(MP4)はヒット曲のみ、フルアクセスで月額20ドルとコストパフォーマンスは良いが、検索がしにくいデメリットがある。

2.DJ City  https://www.djcity.com/jp/
日本では一番定番。日本支社があり、サイトの使いやすさ、楽曲の情報量の多さはさすが日本人管理、ニュースなどのゴシップネタもあり充実、3ヵ月単位の契約で11000円。

3.DigTracks https://www.digtracks.com/
1か月3000円くらい。日本語管理、DJ City同様に使いやすい。

4.Direct Music Service https://www.directmusicservice.com/blog/
3つのプラン 30ドル40曲DL、45ドル80曲DL、65ドル無制限DL、無制限の年間契約が450ドルで一番得。圧倒的な音楽ライブラリー、アルファベットごと、年代ごとなど検索機能充実、Since 1999。

5.Smash Vision https://www.smashvision.net/
ビデオミュージックに特化。月50ドルで1080HDの画角でダウンロードし放題。新作はもちろん古いビデオも無数にあるのは魅力。ミュージックビデオのレコードプールは色々試したが、このサイトが間違いなくナンバーワンだろう。

↓↓↓詳しくはMobile DJ大学にて解説しています↓↓↓


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください