最初で最後か?2020クリスマスパーティー
例年なら今頃はクリスマスパーティーの真っ最中。11月の初旬から12月の中旬までは1年で一番パーティーが多い時期となります。
私の場合は特に横須賀海軍の基地とのエンターテイメント契約を持っているので、アメリカ人のホリデイパーティー(クリスマス)が集中する時期。しかし今年はコロナの影響で全くクリスマス関連のDJの仕事が入ってきません。
そんな中行われた昨夜のパーティー。2020年、唯一のクリスマスパーティーは東京都内の結婚式会場にて行われました。ご依頼相手は今までにウエディングなどの現場で仕事を共にさせていただいた関係のグレッグさん。いつもはグレッグが司会で私がDJというタッグ。しかし昨夜はグレッグが本業であるシンガーとしてのディナーショーで私がDJと音響を兼用。グレッグのボーカルにはピアニストが付き添い、クリスマスソングなどを披露していました。
覚えていないほど昔にグレッグのボーカルで音響とDJをやった記憶があるのですが、その時にゲストとして来場されたデヴィ夫人が今回もお客様として来ていました。他にも周りを見渡すと遊び慣れた紳士や貴婦人揃い。密にならないよう、相当数の席を減らし開催になったらしいですが、グレッグさんの人気ぶりに圧倒されました。
多くのお客様は50代オーバーでしたので、ディナー中の選曲は70年代が中心。食事が楽しく進むようなモータウンサウンドを中心にクリスマスソングを交えながらプレイ。
グレッグのショーは約1時間に及び、持ち込んだ音響機器にて主にボーカルのエフェクトには慎重にオペレート。彼は元々童謡の歌手で、声の厚みを演出するための深いリバーブ調整は特に気合を入れました。印象深かったのはグレッグが歌ったクリスマスのスタンダード曲「I’ll Be Home For Christmas」。歌詞を知っている人ならわかると思いますが、毎年彼はアメリカで生活をしている90歳のお母さんと一緒にクリスマスを過ごすのだそうですが、今年は帰ることができず・・・・
I’ll be home for Christmas
クリスマスにはわが家に帰るよ
If only in my dreams
せめても夢の中だけでも
切々と歌い上げる↑このフレーズに心を打たれました。
私のように二足のわらじでDJとPAをやっている人はなかなかお目にかかりませんが、オタク気質ならではの仕事の組み合わせだと自負しており、これはもう町の便利屋さん状態。2日前に買ったばかりの新しいオーディオミキサーを試し、ニヤけながらのお仕事となりました。
DJとして、音響屋として、音へのこだわりは終わりがなく青天井。追及すればするほど泥沼にはまります。
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