首をのばして

コロナの影響で2020年3月からイベント関係の仕事がパッタリ止まっています。

コロナ騒動に世間の目が向けられて以降、私が担当している外資系の仕事の中では、まず2月頃から大使館関係がいち早くイベントの延期を取り決めました。最後の最後まで残っていたのが4月中旬で横須賀米軍基地の仕事、その仕事を最後に現在までの数ヵ月に渡って、自粛の再開に目途が立っていません。

私としては、その中で影響が一番大きいのは、年間で最も取引が多いカナダ大使館の仕事でしょう。多い時で年間100本くらいのイベントを担当してましたから、4月～7月の繁忙期にスッポリ穴が空いてしまったことはショックでした。

私の会社が請け負っているカナダ大使館内での業務内容は主にカナダの政府機関向け、または教育機関やカナダ企業が新しい取り組みを発信するアピールの場として、カナダ大使館内でイベントをするための音響映像的なサポートになります。

簡単に説明すると巨大プロジェクターを使ってプレゼン資料を投影する際のお手伝いや、カナダの映画会社が日本に向けて売込むの映画見本市の音響映像セッティング、または演奏会やバンドの音響設営などが含まれます。

↑こちらの写真は2019年の10月頃でしょうか？仙台を拠点に活動しているカナダ人のアーティスト、モンキーマジックの兄弟がカナダ大使館内でコンサートをやった時にお手伝いをしました。とても気さくなお二人で、当時は新しいアルバムを制作中で2020年のリリースに向けて大忙しだと言ってました。恐らくそのアルバムとは今年2月にリリースされた以下のアルバムだったのかと察します。

Monkey Majik northview

これまでに音響テクニシャンとしても沢山のカナダ人アーティストのお手伝いをさせてもらいましたが、ありがたいことにどの案件も心の奥深くまで記憶が残っています。

とりあえず業界的には9月に向けてイベント再開を目指して動いておりますが、まだ確定的な要素があるわけではありません。

私としてはいつでも再開できるように、エンジンにギアを入れて「ブオンブオン」と空ふかしの状態でスタートダッシュを決めたいところですが、こればかりは受け身の状態。首を長く伸ばして待つことにします。