一人旅 続編3
前回のブログでは一人旅を思いついてから、長崎市から壱岐島へたどり着いた様子を収めております。
壱岐島にようやくたどり着いた私は、田舎すぎるホテルの近くにあるコンビニを探していたところ、放し飼いの大型犬に怯えながら唯一見つけた近所のファミリーマートへ向かったのですが、そのファミリーマートは私の想像をはるかに超えた形で目の前に現れました。
恐る恐る店内に入った私。お店の人に「まだ営業してますか?」と聞いてから店内を物色。いわゆるコンビニ商品らしいものは見かけず、一番最初に目に飛び込んできたのが、よくわからないお菓子。とりあえずよくわからないまま、そのお菓子をいくつか手に取った。再び辺り見回すと鮮魚や野菜は置いてある。しかも魚は切り身ではなく、1匹のままで、野菜には根に泥が付いている。北海道で昭和育ちの自分にとっては懐かしい気もする。しかし、今回の目的はそこではない。
そして店の店主に「お、お酒ってないんですか?」と聞くと「お酒は売ってないんだよね~」とショッキングな返事が返ってきた。
このままでは引き下がれないアル中の私は「では、どこでお酒を買えばいいのでしょう?!」と食い気味で聞いた。場所を教えてもらい、すぐに近所だとわかったので歩いて行くことに。
そして発見したのがこちらの建物。
先ほどの店と同様、若干ドキドキしながら店内に入った。すると、ありますあります!一面お酒だらけのパラダイス。
私が陳列している焼酎に興奮していると店の方が「普段は何を飲んでいるんですか?」と聞いてきた。私は素直に「芋焼酎ですかね」と答えると
「んん・・・」という反応。
後から分かったんだけど、壱岐島は麦焼酎発祥の地で麦焼酎の文化が根付いている。そこで「芋焼酎ですかね」と答えた私は宣戦布告をしているのと同じ状態だった。
ほろ苦い思い出を作ってしまったが、地元の焼酎を快く紹介してくださる店主に私は好意を持った。
このように壱岐に酒蔵を持つ酒造メーカーの麦焼酎がズラリと並ぶ酒屋さん。もちろん、気軽なチューハイなんかもあります。
店名:白川重家(しらかわおもや)
長崎県壱岐市勝本町湯ノ本浦52番地3
(焼き鳥一番の裏)
どうやら私は裏口から侵入してしまったようですが、こちらが正面入り口。なるほど、お店っぽい。
こちらの酒屋では2本の麦焼酎を購入。どちらも東京では見たことがありません。
重家酒造「雪洲」(せっしゅう)
壱岐の華「初代嘉助」(きすけ)
どちらも1000円前後でお手軽な価格帯の本格焼酎。嘉助(きすけ)の蔵元は1900年創業で昔ながらの焼酎臭い味が楽しめます。
しかもこちらの酒屋にもファミリーマートで購入した、よくわからないお菓子が売ってました。もしやこれは、この地域の名産か?と思い食べてみることに。
左側のみそせんべいですが、見た目からは想像できなかった美味しさ。手焼きせんべいのようで、一口食べた瞬間から手が止まらなくなり、気付いたら一袋食べてしまいました。
こんな具合に壱岐島の1日目が終わりを迎えました。ホテルに戻ると夕食が用意され、美味しい壱岐牛などが振舞われびっくり。偶然見つけた(というかそこしか予約できなかった)安い宿ですが、源泉70度近いかけ流しの温泉もあり満足した私。酒も手に入ったしこれで安心して寝れます。
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