2012-04-03

Greatest DJs

先日、某雑誌の取材でSpringroove2012へ行く機会があったのですが、その衝撃があまりにも強かったので、今回はそのあたりの感想も踏まえつつ記事にさせていただきます。個人的に楽しみにしていたのは昨年から話題になっている白人女性のラッパーでKreayshawnという方。ちょっと前までは考えもつきませんでしたが、彼女は何が面白いかと言うとアングラでヒットしている”Gucci Gucci”という曲、思いっきりダウンサウスのビートなんですな。本名から察するにロシア系の美人さんなんですが、黒人のモノマネじゃないところが受けているようです。もちろん、本国アメリカでは多くのヘイターも抱えているとは思いますが・・・

そして、それはそれで良かったのですが、頭を殴られたような衝撃を受けたのがBobby Burns と AfrojackのDJプレイ。そして彼らの親分、David Guettaのシメは、ただのレイブ的なパーティーを想像していた自分にとってDJ という存在を180度変えてしまいました。私の場合も日々DJ という職業を向上させるべく、ビジネス的な面とアーティスティック的な面をなんとか両立してやっていますが、彼らはアーティスティックな面でその頂点に立っていると思います。はっきり言って今回のイベントは「DJ のコンサート」でした。もちろん彼らの素晴らしさは言うまでもないのですが、それを支える音響もプロフェッショナル、そして照明技術者も世界的なトップレベルの方々でしょう。仮に音響がラジオ並みのボリュームだったら全く感動がないですし、照明が真っ暗だったら何も視覚に映らない、DJ がいなくてCDだったら人の心は動かせません。その3者が一体となって2万人の心をひとつにしたわけです。


David Guetta ↓

全く比較してはいけないのですが実はコレ、私が今10000分の1の規模で一人でやろうとしている作業なんです。DJ 機材はもちろん、音響機材と照明機材を車に積んでパーティーからパーティーへ渡り歩く。私が求めているのは1年に1回の2万人イベントではありません。1週間に2回の100人イベントが日本中のあちこちで行われること。しかもクラブではない箱で、場所も年齢も関係なく誰でも気軽にパーティーができる環境作り。それにはクライアントが求めているものを提供できるビジネスとしてのDJ が必要なんですが、皆アーティスティック性を求め過ぎて、圧倒的にその数が少ない。DJ なのに音響にこだわりが無かったり、配線すらわからなかったり・・・。自分の音楽の価値をやたらと人に押し付けたり、音楽なんか聞いたことのない若いモデルがDJと名乗ったり・・・。何とかしましょうよ、この状況。

アメリカではモバイルDJ は立派なビジネスです。アメリカのウエディングは一般的にDJが仕切るんですよ!クライアントが必要とする音楽とその環境を提供して、喜んでもらった見返りにお金をいただくんです。これに賛同できるDJ がいれば連絡をお待ちしております!DJ を一生の職業にしましょう!


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