2012-03-09

Giri & Ninjou

あらためて人とのつながりを意識した震災から早1年。いまだに多くの方々が日々つらい思いをしながら生活していることを考えると、胸が痛い想いがします。夜の報道番組で見ていたテレビの調査によると、1年前に比べ被災地で生活している方々が希望を捨てずに生きている方、逆に無力感に襲われて何も出来なくなった方の割合が半々となっている・・・・と報じていました。

マザーテレサの言葉で「この世で一番の苦しみは誰からも必要とされず、誰からも愛されていない心の貧しさ」と語ったことを覚えていますが、肉親を失い、それに近い状況に追い込まれた方々が無力感に襲われるのは、自分に起こった出来事として置き換えてみると、よく理解できる気がします。その状況で新たな希望を見出せる方というのは、本当に勇敢な心の持ち主なんだと思えて仕方ありません。

被災地ではない、特に大きなものを失わなかった私たちが一番身近に出来ることは、「被災地日本」という意識をお互いが共有し「毎日一生懸命働くこと」であり、社会人なら自分に与えられた仕事を、主婦なら子育てを、学生なら勉強または目標に向かって一人一人が毎日精いっぱい努めることだと思います。

その小さな積み重ねは自分の周囲に広がり、数年後には巡る巡って日本全体の活気へとつながって行く。日本全体がこのピンチを乗り越えた時、それは素敵な世界が待っていることだと思います。第二次世界大戦の焼け野原から復興し、世界のトップに躍り出た日本人。そしてまた、この危機を乗り越えれば世界のトップに返り咲くのだと信じています。アメリカに住んでいた10代の頃は自分が日本人であることがイヤで仕方なかったのですが、40代になり日本人の素晴らしさを改めて知ることで、自分が日本人であることに心からプライドが持てるようになりました。

勤勉で努力家、義理と人情の国、それが「日本」なんだと信じています。

 


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