Greatest DJs

先日、某雑誌の取材でSpringroove2012へ行く機会があったのですが、その衝撃があまりにも強かったので、今回はそのあたりの感想も踏まえつつ記事にさせていただきます。個人的に楽しみにしていたのは昨年から話題になっている白人女性のラッパーでKreayshawnという方。ちょっと前までは考えもつきませんでしたが、彼女は何が面白いかと言うとアングラでヒットしている”Gucci Gucci”という曲、思いっきりダウンサウスのビートなんですな。本名から察するにロシア系の美人さんなんですが、黒人のモノマネじゃないところが受けているようです。もちろん、本国アメリカでは多くのヘイターも抱えているとは思いますが・・・

そして、それはそれで良かったのですが、頭を殴られたような衝撃を受けたのがBobby Burns と AfrojackのDJプレイ。そして彼らの親分、David Guettaのシメは、ただのレイブ的なパーティーを想像していた自分にとってDJ という存在を180度変えてしまいました。私の場合も日々DJ という職業を向上させるべく、ビジネス的な面とアーティスティック的な面をなんとか両立してやっていますが、彼らはアーティスティックな面でその頂点に立っていると思います。はっきり言って今回のイベントは「DJ のコンサート」でした。もちろん彼らの素晴らしさは言うまでもないのですが、それを支える音響もプロフェッショナル、そして照明技術者も世界的なトップレベルの方々でしょう。仮に音響がラジオ並みのボリュームだったら全く感動がないですし、照明が真っ暗だったら何も視覚に映らない、DJ がいなくてCDだったら人の心は動かせません。その3者が一体となって2万人の心をひとつにしたわけです。


David Guetta ↓

全く比較してはいけないのですが実はコレ、私が今10000分の1の規模で一人でやろうとしている作業なんです。DJ 機材はもちろん、音響機材と照明機材を車に積んでパーティーからパーティーへ渡り歩く。私が求めているのは1年に1回の2万人イベントではありません。1週間に2回の100人イベントが日本中のあちこちで行われること。しかもクラブではない箱で、場所も年齢も関係なく誰でも気軽にパーティーができる環境作り。それにはクライアントが求めているものを提供できるビジネスとしてのDJ が必要なんですが、皆アーティスティック性を求め過ぎて、圧倒的にその数が少ない。DJ なのに音響にこだわりが無かったり、配線すらわからなかったり・・・。自分の音楽の価値をやたらと人に押し付けたり、音楽なんか聞いたことのない若いモデルがDJと名乗ったり・・・。何とかしましょうよ、この状況。

アメリカではモバイルDJ は立派なビジネスです。アメリカのウエディングは一般的にDJが仕切るんですよ!クライアントが必要とする音楽とその環境を提供して、喜んでもらった見返りにお金をいただくんです。これに賛同できるDJ がいれば連絡をお待ちしております!DJ を一生の職業にしましょう!

2012 New Year

2011年12月31日、アメリカ人が集うBarにて、カウントダウン・パーティーのDJとして「この一年を締めくくる曲は何にすべきか?」と散々考えた。それと同時に年明けの最初にかける一発目の曲も大切。なんだか縁起を担ぐような気がして、とても重要視していた。

日付が変わる夜中の0:00が近付くにつれ、パーティーは大盛上がり、気付くと23:54にLMFAOの”Party Rock Anthem”をプレイ。ひとりひとりにシャンパンが注がれるのを見て「よっしゃ、だったらNe-Yoの”Champagne Lfe”しかないな」と思い、0:00に合わせて曲を準備した。縁起も良い曲だし、新たな気持ちで幕開けを祝える曲調もNice。

ところが”Party Rock Anthem”が0:00まで曲がもたなかったため、同じくLMFAOの”Sexy and I Know It”をつなぎのために次の曲に設定。ところがカウントダウンをしていた奴さんが時間を間違い、なんと自画自賛、勘違いコメディー曲の”Sexy and I Know It”が2012年の幕開けソングとなってしまった。ウッッ、なんて悲しい・・・

と、まぁ失敗から始まった2012年ですが、心の中はChampagne Lfeで行きます。皆様今年もよろしくお願いいたします。


↑ 今年最初のお仕事はフィリピーノのウエディングDJ でした。ありがたき幸せ!
 

今年は地元の北海道旭川に少しの間、帰省いたしました。安物のデジカメですが、ちょっとプロっぽい写真だと思いません??

Broken Speaker

先週のパーティーでは、ついつい調子に乗ってボリュームをガンガン上げたところ何かが突然物足りなく感じ「おかしいぞ?」と思った時には既に時遅し・・・でした。

機材のセッティングは遅くともパーティーの始まる3時間前に現場に入り、音響を組むのですが、特に会場が大きくなるとその会場のエレクトリックの専門知識を持った担当者がおり、その方と事前の確認をします。

この某会場は以前もご依頼を受けて来たことがあり、その時に電圧が常時87V(日本は通常100V)となってしまい、機材の調子が安定しなかったのを覚えていたので、しっかりとその旨を伝えました。そして今回は100V前後の安定供給を確認。バッチリとパーティーに臨む準備が整いました。

当日パーティーには150人位は来ていたでしょうか、踊る時間になると結構人が集まったので「それなら」と思い、通常8Ω500Wで使用しているパワーアンプを1時の方向へ、900Wでブリッジ接続を施したサブウーファー(低音のスピーカー)は2時の方向まで回っていました。「いや~、それにしても良く盛り上がる、まだボリュームをあげれるだろうか?」と思い電圧を確認したところ、非常に不安定な動き。パーティーの異常なまでの盛り上がりに気をとられ、そこに「Souljaboy」のクランク・ナンバーを一発かましたところ、いきなり音が平たくなってしまいました。

その時に原因がわからないかったのですが、今考えると不安定な電圧供給の中で過電流が発生しサブウーファーのスピーカーを直撃したようです。結果低音がスカスカになりながらも、強引に終盤まで続けさせてもらいました。

家に戻り調べると彼↓の息が止まっていました。

早速新しいパートナーを購入し、スピーカーユニットを交換。見た目はJBLの118Sなんですが、中身はPeaveyのBlack Widow というパワー重視のユニットに組み換えました。

18インチなのでエンクロジャーに組むと30キロを超すのですが、それでも一人運べる軽量タイプだと思います。以前に増しパワーは確実につきました。まさに空気の振動が伝わります。

Classic Music

クラブDJ やバトルDJ などとは違い、モバイルDJ という職業柄、世の中に存在する音楽は何でも興味を持って耳を傾けています。もちろん個人的に特化して好きなジャンルはありますが、基本的に音楽は何でも好きなので耳に入ってしまう。。。と言った方が正しいでしょう。あえて苦手な音楽を挙げると邦楽のビジュアル系とアイドルが歌うカラオケのような歌謡曲。逆に演歌は素晴らしいと思いますが、アイドル系の歌謡曲だけは理解が不可能、何の芸術性も感じられません。そんな訳で、先ほどニュースで○○○キッズのチャートインがギネス更新・・・とかのニュースを聞いても、そのアーティストが誰でどんな歌を歌っているか、いまだ全く知りません。

しかし結婚式に関わるお仕事はお客様の記憶に残る一大イベントですので、例えばお客様が自分の結婚式でそのようなアーティストの曲をリクエストしてきたら。。。もちろんプレイします。しかも喜んでプレイします。自分の中で価値はゼロでもお客様にとって想い入れのある曲を否定することは絶対にありません。その曲をかけることでその方が喜ぶのでしたら、そこにはだかる自身のアーティスティックなプライドなんて払いのけます。だって最終的な目的は「ご依頼いただく方を喜ばせること」なのですから・・・

話は変わり、先日いただいた結婚式パーティーでのご依頼。基本的にお任せだったのですが、新郎新婦様共にプロのオペラ歌手とピアニストでして、BGMにピアノ曲とオペラは自身が聞き入ってしまうのでNGということに。イ短調の曲やボーカル入りの曲、イタリアやフランスの曲もNG と言うことでした。危ない危ない、お話を聞くまでは個人的に大好きなAndrea Bocelli(イタリアのコンテンポラリー系オペラ歌手)ばかりBGMに使う予定でしたので、事前に聞いておいて良かったと思いました。

しかしこうなると意外と難しい。クラシックはまだまだ勉強不足で、持ち曲もアルバムで50枚くらい。いい機会なので結婚式に向いている弦楽器系のクラシック・ミュージックを聞きまくった1週間となりました。奥の深いジャンルなので、時代の背景や歴史的なことも関係しますので、さすがに1週間では得るものが少なかったと思いますが、今後ともチャンスを見て入れ込む価値があるジャンルだと思います。結構好きですしね・・・

そのうちクラシックDJ とかでレコードをだしちゃったりして・・・


 
結婚式パーティーはとても和やかな雰囲気で行われ、新郎様のお歌も披露していただき、とても感動いたしました!

DJ の悩み

先週末は80年代イベントのお仕事を2日間続けていただきました。ご依頼主は別々ですが、企画は似ているところがあり、私自身もエンジョイすることができました。

ただ自分の仕事はお越しいただいた方々に楽しんでもらうことなので、エンジョイばかりはしていられないのも現実。70年代や80年代のディスコと言っても幅が広いので、全員がハッピーになれる曲と言うのは意外と少ないものです。

どんなジャンルのパーティーでも、2時間位でしたら問題なく盛り上げられるのですが、年齢層が広いとその確率も読めなくなります。20代、30代、40代、50代が聞いて育った音楽環境は時代背景と強い関わりがあるので、遊び方も全然違うもの。私のいただくDJ の依頼には6時間や8時間ぶっ通しというのも珍しくないので、通常のクラブDJ では考えられないタフさも必要となります。

いつもは、こうしたGIGに入る前に家で仕込みをするのですが、その日にプレイするだろう曲の構想を頭の中でリスト化し、そうした音源の確認をします。3時間くらいのGIGでしたら30分~45分ごとにプレイをする音楽構成を既に頭の中で描いてありますから、あとはフロアの様子を見ながら少しずつアレンジを加えるのですが、その時に困るのがお客様から無数のリクエストをいただくこと。

一人ならまだ良いのですが、最近は平均すると一晩に20回以上に渡り自分の好きな曲をリクエストしにDJブースへ訪れます。もちろんその嗜好はバラバラで、アメリカ人のパーティーともなるとサルサやレゲエと広範囲のジャンルに及び更に収集がつかなくなります。なるべく皆さんのリクエストにはお答えできるように頑張るのですが、結構難しい壁を感じている今日この頃ですな。と言うのも、全てのリクエストに順番でお答えすると、例えばですがロック⇒レゲエ⇒マドンナ⇒オールドスクール・ラップのようにジュークボックス状態となり、全く正体不明なパーティーになってしまうからです。この問題は世界のモバイルDJ が抱える共通の悩み。私の仲間に限って言うとリクエストはきっぱり断る人間と、チップ箱を用意して答える人間がいますが、自分はもう少し前向きなやり方を考えようと思っています。

本日のワンショット

新横浜のラーメン博物館前にそびえ立つレストラン「ラ・メゾネ」にて今後は月1回ペースで80年ディスコ・パーティーを開催します。毎月最終金曜日確定となりそうです。お近くにお越しの際は是非!

↓こちらは1年ぶりに再会しました福生の主婦チームが主催するパーティーにて。場所は横田基地前の「ノースカフェ」。木材の温かみを感じるナチュラルな内装で将来はお店を持つなら、こんなお店を持ちたいです。

今回も楽しかった~。皆様ありがとうございました!